レッドハット(ダーク-ピーター・ヴァン・ルーウェン暫定社長)は、グローバルで展開しているパートナープログラム「認定クラウド&サービスプロバイダープログラム(Certified Cloud & Service Provider Program=CCSP)」を日本に正式に導入する。CCSPは、クラウド、ホスティング、マネージドサービスにおいて、レッドハットのソリューションをサブスクリプション方式で提供するための、グローバル共通のパートナープログラムである。

 レッドハットは、2009年から「認定クラウドプロバイダープログラム(Certified Cloud Provider=CCP)」を全世界で提供してきた。CCSPは、そのCCPの拡大版となる。大きく変わるのは、対象のソリューションだ。CCPでは「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」を対象としていたが、CCSPでは「RHEL for SAP HANA」「Red Hat JBoss Middleware」「OpenShift Enterprise by Red Hat」についても、顧客企業への再販が可能になる。また、レッドハットは、CCSPパートナーのクラウド構築やサービス提供のために、「Red Hat Enterprise OpenStack Platform」「Red Hat CloudForms」「Red Hat Enterprise Virtualization」「Red Hat Gluster Storage」といったインフラソリューションを提供する。

 CCSPのエコシステムについて、玉利裕重・ソリューションパートナー事業部事業部長は「CCPは25社だったが、CCSPでは初年度で300社に拡大することを考えている。あわせて、通常の販売店についても、現状の約600社から、今年度中に1000社に拡大したいと考えている」と語る。

 レッドハットは、CCSPのディストリビュータ(CCSP-D)とともにCCSPを国内で推進する。今回は、ソフトバンク コマース&サービス(溝口泰雄社長、ソフトバンク C&S)とサイオステクノロジー(喜多伸夫社長)をCCSP-Dに選定した。「日本には大小さまざまなITベンダーが、地方に根ざして活動している。そうした地方のパートナーを獲得するには、当社だけでは不十分。ディストリビュータとの協業が必要だと考えた」と佐藤郁郎・パートナーアライアンス営業統括本部クラウドパートナー事業部認定クラウドプロバイダープログラム担当部長は、CCSP-Dへの期待を語る。クラウド時代においても、ディストリビュータを含むエコシステムが必要とされているのである。