レッドハット(廣川裕司社長)は、7月10日、オープンハイブリッドクラウドの基盤とエンタープライズアプリケーション基盤として「Red Hat Enterprise Linux 7」を提供すると発表した。

 「Red Hat Enterprise Linux 7」は、物理システム、仮想マシン、クラウドにまたがるオープンなコンピューティングであるオープンハイブリッドクラウドの実現に向けた基盤となるプラットフォームを提供する。現在のデータセンターの課題と次世代のニーズに応える俊敏なIT基盤として、アプリケーションのコンテナからクラウドサービスまで、エンタープライズITのニーズを満たす。

 新機能として、開発やテスト、本番環境向けに、Linuxコンテナによるアプリケーションの開発、配備、ポータビリティ、分離を強化し、物理・仮想・クラウド環境で実行する。また、ファイルシステムを大幅に強化。XFSをデフォルトのファイルシステムにして、500TBまで拡張できる。さらに、Microsoft Active DirectoryユーザーがMicrosoft WindowsドメインとRed Hat Enterprise Linuxドメインが混在した環境で、セキュアなアクセスを容易に実現する連携強化を行った。

 安定性の向上を通して、現在の技術的ニーズにも効率よく対応。プロセス、サービス、セキュリティ、その他のリソースを集中管理するためのsystemdなどの新しいツールを提供。また、最大限の性能と高いスケーラビリティを実現するために、パフォーマンスプロファイル、チューニング、測定機構を組み込んだ。さらに、効率的なシステム管理と設定を実現するOpenLMIによって、統一化した管理ツールと業界標準の管理フレームワークを提供する。このほか、意図しない干渉や悪意のある攻撃からコンテナを守るために、アプリケーションの隔離とセキュリティの強化を行った。