スターティア(本郷秀之社長兼CEO)とエーティーワークス(伊東孝悦代表取締役)は、中堅・中小企業向けに、セキュリティ機能がセットになったファイルサーバー「Store-Box Plus(ストアボックス プラス)」を共同で企画し、販売を開始した。ファイルのアクセスログ管理、ウイルス対策ソフト、アクセス権の設定など、マイナンバー対策を意識した複数の機能を搭載しており、「オールインワンで情報漏えい対策ができる」(スターティアの鈴木健太・ネットワークソリューション事業部フィールドエンジニアグループ統括マネージャー)のが特徴だ。従業員数が300人以下の中堅・中小企業を中心に、月間15台以上の販売を目指す。

スターティア
鈴木健太
統括マネージャー
 OSには「Windows Storage Server 2012 R2 Workgroup Edition」を採用し、稼働の安定性を重視した。ハードディスクはRAID1を標準構成としており、ミラーリングで冗長化し、障害への耐性を高めた。また、マイナンバー制度に対応したサーバーログ管理ソフトウェアとして、オレガが開発販売している「VVAULT AUDIT Professional」やキヤノンITソリューションズが国内総販売代理店を務めるウイルス対策ソフト「ESET FILE SECURITY」、アール・アイのファイルサーバーに特化した専用バックアップソフト「Air Back for File Server」を標準でインストールしている。故意の情報漏えいやウイルス、外部からの不正侵入などへの対策を施したほか、ファイルサーバー本体が故障した場合でも、すぐに外付けハードディスクから直接データを読み取ることができるようにした。さらに、UPS(無停電電源装置)を標準で同梱している。

エーティーワークス
高瀬由照
本部長
 製造はエーティーワークスが行い、営業はスターティアが中心的な役割を担う。エーティーワークスの高瀬由照・営業本部本部長は、「WindowsベースのOSを採用したことで、協力ベンダーのセキュリティソフトなどと組み合わせて付加価値をどんどん高めて、ストアボックスという一つのブランドを構築することができた。スターティアは、オフィスのファシリティ全般のソリューションをもっており、エンドユーザーのニーズもよく知っているので、さまざまな商材と組み合わせて、商品を提案できる。当社への引き合いも、最終的にはスターティアにクロージングしてもらう」と説明する。スターティアの鈴木統括マネージャーも、「問い合わせ件数はかなり多い。フックになる商品なので、新規顧客開拓のきっかけにしたい。大阪、名古屋、福岡など、全国の拠点から広く拡販に努めたい」と、市場のニーズに手応えを感じている様子だ。(本多和幸)