システム・テクノロジー・アイ(松岡秀紀社長)は、複数のPCやモバイル機器の画面をネットワーク経由で共有し、一つのスクリーン上に出力できる映像コラボレーション製品「iStudy Solstice」を発売した。企業および文教市場向けに販売する。

 企業の会議室や教育機関の教室などにある大型ディスプレイに接続して使用するアプライアンス型の製品。会議や授業の参加者がもつ端末(Windows、Mac、iOS、Androidに対応)の画面や、各端末上に保存されている画像や動画などの資料をネットワーク越しに共有し、複数の画面を1枚のディスプレイ上にまとめて表示できる。組織での利用を前提としているため管理機能が充実しており、社内・校内にある複数のiStudy Solsticeに対し、ネットワーク経由でユーザーごとのアクセス権の設定などが可能。

 iStudy Solsticeのコア技術となる画面共有ソフトウェアを提供した米Mersiveのロブ・バルグリーCEOは、映像コラボレーションツールを導入することで、出席者の集中力や、議論に参加しているという意識を向上させて、会議の生産性を研修・授業の学習効果を高めることができると説明する。現在、同社技術のユーザー比率は、企業/学校がほぼ半々で、数人規模の事業所や研究室から、大企業・講堂まで大小幅広い規模で導入実績があるという。

会議室の大型ディスプレイなどに複数の画面をまとめて表示できる

 システム・テクノロジー・アイは、Eラーニングシステムや、会議・研修向けの電子資料共有ソリューションなどを主力としているが、製品ポートフォリオに「コラボレーション」の考え方を加えるため、画面共有ソリューションの販売に乗り出した。同社の松岡社長兼最高執行役員は製品の優位性について「画面をネットワーク越しに転送するだけの製品はすでに多く存在するが、PCやタブレット端末が混在する環境にも対応し、同時接続数などの制限が小さいのが特徴」と話す。また、ユーザーインターフェースの日本語化が、発売時点で完了しているのも大きな優位性としている。

システム・テクノロジー・アイの松岡秀紀社長(左)と米Mersiveのロブ・バルグリーCEO

 大塚商会、シャープビジネスソリューション、イトーキ、富士ビジネスがGold認定パートナーとなっており、販売およびSilver認定パートナー(2次店)へのディストリビューションを行う。iStudy Solstice自体は、Windows PCをベースとしたアプライアンスのため、パートナー各社が柔軟にカスタマイズを加えられる。また、システム・テクノロジー・アイでは今後、同社の電子資料閲覧ツールなどとの連携を可能にし、ペーパーレスソリューションの強化を図っていく。(日高彰)