10月26日、中国大手ソフトウェアおよびITサービスプロバイダの中軟国際(CSI、陳宇紅董事局主席兼CEO)は華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ、以下、ファーウェイ)と、株の売買に関する協議を行った。

 両社は2012年、CSIが60%、ファーウエイが40%の出資比率で合弁会社を設立している。今回の協議で、ファーウェイが保有するこの合弁会社の出資持分40%をCSIに売却することで合意した。CSIは、合弁会社を完全子会社化して事業を運営していく。

 ファーウエイは、合弁会社との関係を完全に解消し、CSIが新たに発行した8511万株を約2億4千万香港ドル(約37億円)で買うことで合意した。CSIは香港証券取引所のメインボートに上場しており、ファーウェイは初めて香港上場会社の株を買うことになる。今回のファーウェイのCSIの株取得は、グローバル大手IT企業のIBMが、CSIの株を取得して以来のIT巨人の参入である。株の売買が成立するとCSIの3.97%の株をファーウェイが所有することになる。

 株主の再編により、両社の戦略パートナー関係を強め、ITO(Information Technology Outsourcing)、企業向けクラウド、工業4.0、金融ビッグデータなど、さまざまな分野で、協業によるシナジー効果を最大限に生かし、事業のさらなる飛躍を狙う。中国の大手ITベンダー2社の戦略提携は、両社の事業の成長と発展への大きな一歩となるに違いない。

(鄭 麗花)