チエル(川居睦社長)は3月31日、自治体や大学向けに学内の複数のID管理サーバーを統合し、ID/パスワードをはじめとしたユーザー情報の一元管理を行うExtraConsole ID Managerが、流通経済大学に全学導入されたと発表した。

 流通経済大学では、13年夏に無線LAN環境「RKU WiーFi」を整備し、キャンパス内のあらゆる場所でスマートフォンやタブレット端末、ノートPCを使った学習が可能になったほか、14年10月には国際無線LANローミング「eduroam」にも参加。15年には、学内ポータルサイト「Ring」をスマートフォン対応に刷新し、学生のスマートフォン利用を活発化している。

 こうした背景のなか、学生がパスワードを忘れてしまうケースがあり、学内に複数あったID管理サーバーを統合し、IDやパスワードを一元管理できるシングルサインオン環境の構築が最優先課題となっていた。そこで、ID管理サーバーを統合管理してシングルサインオン環境とのシームレスな連携ができる点や、他大学での導入実績を評価し、15年9月にExtraConsole ID Managerを全学システムとして導入した。

 この導入により、ウェブブラウザからユーザー情報を一元管理し、管理運用の工数を削減することが可能となった。また、パスワードを忘れた場合の再発行手続きが簡便になり、エンドユーザーのメリットも実現した。キャンパス内の全域でアクセスしやすいWiーFi環境と、ログインしやすいシングルサイン環境の相乗効果により、教職員・学生を問わず、IT活用やウェブ活用の意識が高まっている。

 流通経済大学では、アクティブラーニングを積極的に推進する方針で、16年4月オープンの新松戸キャンパス2号館では、固定のデスクトップやPCを設置しない、ラーニングコモンズなどのスペースを構築する予定。チエルでは、今後もExtraConsole ID Managerの設定変更やオプション追加などのフレキシブルな対応によって、顧客のより望ましい学修環境を支える基盤づくりをサポートしていく考え。