ミラクル・リナックス(伊東達雄社長)は4月25日、アット東京(中村晃社長)が提供するクラウド型監視プラットフォームサービス「@Ractiv(アットラクティブ)」に、オープンソースソフトウェア(OSS)ベースの統合監視ソリューション「MIRACLE ZBX Virtual Appliance」が採用されたと発表した。

 セコムグループのデータセンター事業者であるアット東京は、2000年の設立以来、高信頼の電源確保と、災害などのさまざまな環境要因の影響に備えた設備・サービスによって、24時間365日を通じたシステムの安定稼働を求める企業ユーザーのニーズに応えている。@Ractivは、データセンター内に構築したITシステムの稼働状況を監視し、万一の障害が発生した場合に迅速な対応を行いたいという顧客のニーズに幅広く対応するため、今年2月からスタートした新たなクラウド型監視プラットフォームサービスとなっている。

 アット東京では従来、自社データセンター内に設置されたサーバーやネットワークといったITシステムの運用管理について、ユーザーごとに個別対応をしていたが、低価格で利用できるクラウド型の監視サービスをメニュー化し、ユーザーに付加価値を提供したいと考えていた。これにはライセンスコストが高額な商用製品ではなく、OSSを利用することを前提として検討した結果、豊富な導入実績をもつZabbixをベースとして@Ractivのサービスを構築することにした。

 MIRACLE ZBX Virtual Applianceを採用した理由としては、「市場シェアの高いZabbixをベースに開発されているため、Zabbixユーザーの顧客は、運用コスト削減に加え、既存の監視設定などをそのまま移行できる」、「商用製品レベルのサポートが受けられる」、「@Ractivのビジネスモデルに合った柔軟な運用ライセンスを受けられた」、「OS、ミドルウェア、データベースを含めたスタック全体を通じたワンストップサポートを受けられるため技術面で安心」、「今後のサービス拡充計画でも技術支援に期待できる」ことを挙げている。

 今後、アット東京では、オープンソースの監視ツールやクラウド型の監視サービスに関するノウハウを蓄積し、@Ractivのサービスの適用範囲や機能の拡大を計画している。また、MIRACLE ZBX Virtual Applianceを活用した@Ractivのサービスを通じて、使い勝手のいいIT監視環境を付加価値として提供し、顧客のビジネス価値を高める体制を整えている。

 ミラクル・リナックスでは、同社の技術パートナーとして@Ractivの基盤を支え、今後のサービス拡充にも積極的に協力していく考え。