フォトロン(布施信夫社長)は、講義収録システム「Power Rec SS」12台を、北陸先端科学技術大学院大学(浅野哲夫学長)に、講義収録/配信システムとして納入したと発表した。

 北陸先端科学技術大学院大学では、14年までに、各教室に設置された収録機材で講義を自動収録し、学生などへ配信するシステムをすでに構築していたが、フルHD収録ができないこれまでの機材では、ホワイトボードの文字が読みにくいといった問題や、教室数増加に伴う機材増設に関する課題などがあった。そこで、教室数の増加にもフレキシブルに対応できるシステムを構築し、講義収録から配信までにかかる作業負担を軽減したいと考えていたという。

 今回、簡単な操作でフルHD画質での講義収録が可能な点や、コストを最小限に抑えて導入できることが決め手となり、「Power Rec SS」12台の導入を決定した。また、北陸先端科学技術大学院大学には、授業映像へのコメント付けが可能な独自のシステムがあり、学生の復習や試験対策などに活用されていたため、この既存システムとの親和性の高さも重要なポイントとなった。

 12台の「Power Rec SS」は、各教室に設置するのではなく、サーバールームに集約。教室の天井に設置されたカメラの映像とプロジェクター投影画像、マイクシステムの音声をサーバールームに光伝送し、Power Rec SSで収録する。収録後の映像は、収録管理サーバーに自動アップロードされ、必要に応じて、エンコード/編集した後、再び学内ストレージに自動アップロードされ、学習管理システム経由で配信する。

 サーバールームに集約し、スケジュール登録で空いている収録システムに自動割り振りすることで、教室数増加にも柔軟に対応できるようになった。故障した場合にも、サーバールーム内で対応できるようになり、メンテナンスにかかる時間を軽減した。また、コストを最小限に抑えて、より高品質な教材を学生に提供し、収録から配信までのフローを自動化することで、管理者の負担も軽減している。

 「Power Rec SS」は100万円を切る低価格で、導入しやすく、小型軽量きょう体で設置場所を選ばない収録システム。HDビデオカメラやPCの高画質合成収録を、ボタン操作で簡単に設定し収録できる。