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イグルーセキュリティ システムの運用・管理支援サービスを強化 製品の有効活用に、人的サポート
2016/05/19 19:12
週刊BCN 2016年05月16日vol.1628掲載
韓国ソウル市に本社を構える同社が、日本市場に本格進出したのは2010年。進出当初、セキュリティシステムを販売しているSIerや、セキュリティシステムの運用代行サービスを提供する事業者との販売網構築に注力してきた。結果、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)をはじめとしたSIerやセキュリティ専門サービスベンダーが販売・サービスパートナーとなり、ユーザーニーズに沿ったシステムのコンサルティングや導入、運用支援を行っている。
イグルーセキュリティの崔支社長は、日本大手通信事業者へのSPiDER導入実績に触れ、「技術力の高さとサービスのよさが評価を受け、新たに情報・ファシリティ統合ソリューション『LIGERー1』を追加導入した」と、販売実績を語る。日本は、企業の業務運営に合わせたシステムカスタマイズ開発のニーズが高く、韓国市場と非常に似ていると話し、韓国市場におけるシステム構築のノウハウを日本市場に生かせるとアピールした。そして、システム導入を成功に導くには、コンサルティングから開発、導入・運用を一貫して支援することにあると説明し、運用サービスで得られた課題をシステムに反映することで、品質・サービス向上の好循環がつくれると話した。
「ユーザー企業に、脅威の分析や運用・管理できる人材が少なく、ソリューションを有効活用するためには、人的サポートが必須だ」と述べ、セキュリティ監視・運用を代行する事業者を販売パートナーとして開拓し、ユーザー裾野を広げていく考えだ。(鄭麗花)
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