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日印ソフトウェア インド国内向けスポーツテクノロジープラットフォーム開設 日本企業から出資を期待
2016/06/02 14:27
週刊BCN 2016年05月30日vol.1630掲載
日印ソフトのSNギリ社長兼CEO
特徴としては、プラットフォームで水泳に関する国内情報をまとめて収集できることだ。泳者や指導者に必要な栄養やダイエット、トレーニングなどを専門家の情報から得られる。泳者個人では、スマートフォンのアプリを利用し、自身の泳法の自己評価や記録などを残し、データをもとに解析も可能。「大会の情報や記録の収集方法も、紙ベースでやっている大会運営者やジムの管理者が多く、情報が行き渡らない」(ギリ社長兼CEO)と、CIALFO社がデジタルで情報共有する仕組みをつくった。
中国に次ぐ人口を抱えていながら、インドが五輪でメダル獲得できる競技は、バトミントンなどに限られる。世界のスポーツ強国で定着している若い頃から育成するコミュニティを育て、将来的に五輪で活躍できる人材を輩出する。同ポータルは、スポーツ熱を喚起する目的を果たす。当面は、親が子どもに通わせることが増えた水泳関連の利用者を増やし、順次要望に応じて機能拡張する。将来的にはバトミントン、テニスなど他のスポーツへも波及させる計画だ。
現在、日印ソフトの本社があるバンガルール周辺の都市向けに情報発信しているが、数年かけて全国の情報を得られるようにする。同システムの来訪者が増えれば、スポーツ用品やジムなどの広告や電子商取引(EC)などが収益モデルになる。ギリ社長兼CEOは、「ベンチャー企業であるため、当面の運用資金が不足している。すでに主要水泳大会の15のイベントに協賛してもらっている。全国への波及など将来性を評価してもらい、日本企業からの出資を期待したい」と、呼びかけている。すでに、さまざまなスポーツ用品会社、水泳クラブ、連盟とのパートナーシップができている。(谷畑良胤)
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