エフセキュア(キース・マーティンカントリーマネージャ)は6月6日、フィンランド本社の取締役会が、8月1日付でサム・コンティネン氏を新社長兼CEOとする人事を決定したと発表した。現社長兼CEOのクリスチャン・フレドリクソン氏は退職し、社外で新たな経営の要職に就く。

 新社長のコンティネン氏は、05年にエフセキュアに入社後、セールス・マーケティング担当上席副社長、コンシューマー事業担当上席副社長など、幅広く経営の要職を歴任してきた。09年からは経営幹部の一員であり、直近では法人向けセキュリティ事業担当上席副社長の職に就いていた。

 今回の新社長就任にあたり、コンティネン氏は、「当社はサイバー攻撃から企業や人々を守る会社として、数千におよぶ企業や数百万におよぶユーザーから信頼を得ている。その事業戦略により今後の成長への準備も整っている。当社は、セキュリティ業界のなかで最もすぐれた人材を擁しており、社員全員が一丸となり、ネットワーク社会での新たなビジネスチャンスの獲得で優位に立つことを目指していく」と述べている。

 今後、エフセキュアは、成長著しい法人向けセキュリティ市場への投資を拡大することで、増え続けるデジタル化によって創出されるビジネスチャンスの獲得に照準を合わせていく。また、個人向けセキュリティに対する投資も、黒字成長を狙える一定の水準で継続する予定。さらに、同社の事業成長戦略を実践するため、既存の優秀なセキュリティ専門技術者や今後頭角を現すサイバーセキュリティ系の人材やすぐれた営業系人材の採用を積極的に進めるととも、合併や買収による成長も視野に入れている。