ロジクール(ヘンリー・タン社長)の親会社である米Logitech International(Logitech)とブイキューブ(間下直晃社長)は6月8日、ビジュアルコミュニケーションサービスの提供を通して、企業のワークスタイル変革を支援していくため、両社製品・サービスの販売とR&Dを強力に推進するパートナーとして提携すると発表した。Logitechは、グローバルで実施しているLogitech Collaboration Programで、APAC初のパートナーとしてブイキューブを認定した。

 今回の提携では、第一弾として、ロジクールの映像音声デバイスとブイキューブのテレビ会議システムを組み合わせ、従来のテレビ会議システムに比べて低価格で、高画質な映像と高品質な音声通話を実現するテレビ会議システムを提供する。市場での競争優位性を高め、新たにビジュアルコミュニケーションサービスを必要とする顧客に最適な製品・サービスを展開していく。

 具体的には、高品質な音声通話を実現し大人数のグループ会議に適したロジクールのカンファレンスカメラ「ロジクール GROUP CC3500e」を、会議室に設置して簡単に利用開始できるブイキューブのテレビ会議システム「V-CUBE Box」の映像音声デバイスとして採用した。

 ロジクール GROUP CC3500eは、カメラヘッドにカールツァイス製光学レンズと300万画素の画像センサ、デジタルズーム(×10)、オートフォーカス機能を搭載したカンファレンスカメラ。90°の広画角レンズを内蔵モーターで上下左右に回転させることができるメカニカルパン&チルト機能で、水平方向260°、垂直方向130°までの超広視野角での撮影が可能。また、内蔵H.264エンコーダにより、最大1080p/30fpsの滑らかなフルHD動画でテレビ電話を行うことができる。

 また、広帯域でクリアな音声通話を実現するデジタル信号処理DSPを搭載するとともに、周囲最大6mの音をピックアップする四つの無指向性マイク、周囲の雑音を排除するエコー&ノイズキャンセリング機能に加え、新技術となるビームフォーミングテクノロジーを搭載。内蔵マイクそれぞれに搭載された計四つの音声ピックアップビームが発声者の位置を特定し、発声者以外の音声を3dB下げることで、より高品質な音声通話を実現する。

 V-CUBE Boxは、リモコンによる簡単操作で多拠点との会議や打ち合わせを行うことができるテレビ会議システム。従来のテレビ会議システムと比較して、約3分の1の費用で利用可能で、会議室に設置済みのモニタとインターネット回線に接続するだけで利用することができる。多拠点接続に必要だったMCUなどの専用機器や専用回線が不要で、100拠点以上の接続も可能となっている。

 今回、ロジクール GROUP CC3500eを、V-CUBE Boxのパッケージとして新たに採用することで、より高画質な映像と高品質な音声通話によるテレビ会議環境を実現した。保有するテレビ会議システムの安価な拡張や入れ替えを希望している顧客、PCではなく会議室用の専用機としてテレビ会議を購入したい顧客に最適となっている。

 今後、米Logitechとブイキューブでは、V-CUBE Boxを中心に販売協業を実施し、グローバルで拡販していく。さらに、両社製品・サービスを採用する顧客の利便性向上を目指して、リモコンからV-CUBE Boxの操作を可能にすることやロジクール製のカメラを遠隔からリモコン操作をするといったハードウェアとソフトウェアの連携によって実現するさまざまな機能の共同開発を進めていく方針。