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OKIデータ 新しい販売形態「COREFIDO3S」 これまでの常識を覆す
2016/10/12 19:15
週刊BCN 2016年10月03日vol.1647掲載
COREFIDO3Sは、トナーカートリッジやイメージドラムなど5年相当分の消耗品をタイムリーに届けるサービスを付帯して販売するというもの。対応機種は、A3カラーMFP(複合機)の「MC883dnwvバリューSタイプ」「MC883dnwvバリューMタイプ」「MC883dnwvバリューLタイプ」「MC883dnwvバリューXLタイプ」の4モデルだ。MC883dnwvバリューXLタイプであれば、通常の買取方式と比べて55万円ほど安くなるなど、ユーザー企業にとってはコスト削減につながる。
MFPは、ユーザー企業が製品本体の価格に加え、月間の印刷枚数に応じた料金を支払う「カウンターチャージ方式」が当然になっていて、TCOがみえにくいという課題があった。一方、COREFIDO3Sは最初に一括で支払うため、ユーザー企業の課題を解決する。また、販社にとっても最初に一括で売り上げを計上できるため、手離れがよい販売形態といえる。
複合機を中心としたプリンタ市場は、成熟して価格競争が激しいといわれて久しい。そのような市場に、OKIデータがCOREFIDO3Sで一石を投じることができるかに注目が集まりそうだ。(佐相彰彦)
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