デスクトップ型の「MateタイプMA」および同「ML」では新設計のきょう体を採用し、以前よりも本体幅を約1割スリムな88mmとした。また、シリアルポートやアナログRGB出力などの端子を継続して搭載し、これまでの周辺機器の利用を可能とした。
よりスリムになった「MateタイプMA・ML」
関連サービスとしては、ノートPCの出荷前に、天板にフルカラーで企業ロゴなどを印刷するカスタマイズサービスの提供を開始した。来客者へのブランドアピール目的のほか、盗難・転売の抑制策として公共・文教市場からの引き合いを想定しているという。また、従来HDD交換を伴う修理対応時には、故障ディスクはNEC側資産として引き取られていたが、セキュリティ上の理由で故障ディスクを自社で処分したいという顧客に対応するため、出張保守サービスに「ディスク返却不要」のオプションを追加した。
最大10cm四方のロゴなどを印刷できるカスタマイズサービスも用意
新製品では大容量メモリおよびSSDの需要を掘り起こすための価格面での施策も盛り込まれており、8GBおよび16GBのメモリを搭載した場合の価格を従来機種に比べ積極的に値下げしている(4GBを超えるメモリを利用する場合は64ビット版OSの選択が必要)。SSD搭載機も同様の戦略値下げを行ったほか、これまで提供していた128GBおよび256GBのSSDに加え、512GBの選択肢もラインアップに加え、HDDからSSDへのシフトを顧客に促していく。(日高 彰)