エフセキュア(キース・マーティンカントリーマネージャ)は2月27日、フィンランドのエフセキュア本社が、航空電子業界、自動車業界、産業制御分野にセキュリティサービスを提供するInverse Path(本社・イタリア)を買収したと発表した。

 Inverse Pathは、自動車のセキュリティに関する研究を最初に公開した企業の1つで、USBスティック型PC「USB Armory」の開発元としても知られている。世界的にサイバーセキュリティコンサルタントを抱え、中堅企業やフォーチュン500企業にサービスを提供している。従来のソフトウェアアプリケーションだけでなく、自動車や航空電子など、難しい課題が求められる業界のハードウェアセキュリティに革新的に取り組むほか、USB armoryプロジェクトによって組み込みシステムセキュリティ分野をけん引してきた。

 今回、ハードウェアセキュリティや重要な組込みシステムの安全性に関する専門知識をもつInverse Pathを買収することで、ITインフラに課題を抱える企業にサービスを提供するプロバイダとしてのポジションを強化していく考え。なお、この買収にともない、Inverse Path社の創設者であるAndrea Barisani氏は、エフセキュアの世界的なサイバーセキュリティコンサルタントチームに参加し、ハードウェアセキュリティ分野の指揮にあたる。