アイティフォー(東川清社長)は9月4日、住信SBIネット銀行(円山法昭社長)が、アイティフォーのRPA(Robotic Process Automation)業務自動化ツール「ナイス・デスクトップオートメーション」を採用し、6月から3部門11業務で本格稼働したと発表した。

 これまで住信SBIネット銀行では、コールセンターや住宅ローン業務などのバックオフィス業務での手作業による負荷が大きな課題となっていた。とくに住宅ローン業務では、審査結果情報を取得してから顧客にメール通知するまでの一連作業を多い日には1日200-300件、すべて手作業で実施していたという。

 今回のRPAの導入により、月1700時間の業務効率化を実現。1件につき10~15分かかっていた作業が約1~2分となり、約90%の作業負担を削減した。さらに5~6名を要していたスタッフを1~2人に削減することで、より効率的な要員配置が可能となった。

 また、銀行内では手作業による人為ミスの排除が大きな課題となっており、ロボット化の必要性を強く認識していた。RPAを導入し業務を自動化したことで、対象業務のミス発生件数がゼロとなり、品質・精度の向上を実現した。

 導入に際してはロボットの統制に注力。サーバー側の特性を生かしてロボットを集中管理しているため、各部署で独自にロボットが作成・変更されることはなく、今後RPA適用業務の範囲拡大に対しても、IT統括部署での統合管理が行える体制を整えている。

 住信SBIネット銀行は、6月の本格稼働を受け、翌7月にRPA推進室を新設している。今回稼働を開始した3部門11業務以外にも導入要望が全社から100件以上も挙がっており、RPAによる大幅な導入効果を見込んでいる。RPA推進室では、RPAロボット導入による業務効率化により、さらなる社内の働き方改革と顧客サービスの向上を目指す。