富士ゼロックス(栗原博社長)は11月28日、モノクロ高速プロダクションプリンタのラインアップを一新し、オフィス市場とグラフィックアーツ市場向けに「B9136 Light Publisher」「B9125 Light Publisher」「B9110 Light Publisher」を、コンピュータプリンティングシステム市場向けには「B9136 Printer」「B9125 Printer」「B9110 Printer」を、2018年2月9日に国内で発売すると発表した。

 「B9シリーズ」は、生産性・信頼性・耐久性を従来機に比べさらに向上したモデル。片面も両面も136ページ/分の高速連続プリントを実現。従来より低い温度での定着が可能なEA-Eco LGKトナーと、安定した熱供給が可能なロール式定着器により、高速走行する用紙への確実な定着を実現した。また、急カーブのない輸送経路により、用紙の安定した高速走行を可能にした。両面プリント時などの用紙反転機構を縦型にすることで、搬送経路の曲がりが少なくなり、用紙詰まりを減らす設計にしている。

 プリンタの心臓部であるROSの光源にはVCSELを採用することで、2400×2400dpiの高解像度と高速プリントを実現。また、粒径が6.5μmと小さいEA-Eco LGKトナーにより、写真などのグラデーションは美しく滑らかに、図などの中間調は均一に、小さな文字は明瞭に再現する。EA-Eco LGKトナーはテカリを抑える特徴をもつことから、モノクロプリンタの主な表現対象である文字を、テカリを抑え、目にやさしく読みやすくプリントする。

 さらに、モアレの発生を抑えるFMスクリーンを含む、さまざまなスクリーン設定を選択できるほか、細線や文字の輪郭のジャギー(ギザギザ)を改善する「エッジエンハンス」処理と、文字の太りや白抜き文字のつぶれを改善する「白抜き文字の強調/黒文字の細線化」処理を新シリーズに初搭載することで、画質を向上した。

 プロダクションカラー機で実績のある自社開発のコントローラ「GX Print Server」をモノクロ商品にも初めて採用。ハードウェアの改善と、カラープロダクションプリンタで培ったサーバーの画像処理技術により、RIP処理の高画質化と高速化を実現した。プリントサーバーで、600×600dpi、8bit(256階調)でRIP処理を行い高品質な画像データを生成し、さらにプリンタ本体で富士ゼロックス独自のHQデジタルスクリーン技術(MACS)により2400×2400dpiの高精細でなめらかなスクリーン画像を生成する。これらのデータ処理技術により、プリントエンジンの性能を最大限に発揮する高画質化を実現した。

 また、印刷業界の標準規格であるJDFをサポート。印刷業務の統合ワークフローシステムとの連携で、オフセット印刷機とデジタルプリンタのハイブリッドワークフローを構築することができる。Horizonの印刷ワークフローシステム「pXnet」と連携した後処理設定の自動化により、経験の浅いオペレータでもミスのない運用が可能となっている。

 税別価格は、B9136 Light Publisherが1130万円、B9125 Light Publisherが963万円、B9110 Light Publisherが798万円、GX Print Serverが350万円、B9136 Printerが1200万円、B9125 Printerが1034万円、B9110 Printerが879万円。同社では、国内で年間700台の販売を目標にしている。