点検・検査作業などの効率アップに貢献

 システムサポート(小清水良次代表取締役)は、音声認識技術を活用したソフトウェア「Voicetant」シリーズをリリースした。Voicetantは、音声による操作・入力を可能にするソフトウェア製品群の総称で、用途に応じて個別の製品を用意する。今回、リリースしたのは、「Voicetant Recorder」と「Voicetant Writer」の2製品だ。

201712181502_1.jpg
名古屋支社の古尾 仁・BI事業部技術グループ部長(左)と駒田佳宏・BI事業部企画グループ課長代理

 Voicetant Recorderは、設備点検・保守業務、工場の製品検査や検品などでの活用を想定している。Excelで作業計画を作成し、作業者が利用する端末にそのファイルをダウンロードすると、作業計画に沿って音声ガイダンスを流すことができるほか、作業者は作業実績を音声で登録可能だ。これにより、作業者はハンズフリー、アイズフリーで安全に作業できるという。

 一方、Voicetant Writerの想定利用シーンは、ファックスや電話での受注、検査、入出荷作業などだ。Excelファイルを声で操作・入力できるようにする。ファイルごとにセル単位で入力ルールを設定したり、音声ガイダンス用の文章を登録することができる。

 Voicetantを開発したのは、名古屋支社のBI事業部だ。古尾仁・BI事業部技術グループ部長は、「SIに加えて、これからニーズが大きくなりそうな新しい技術の検証やソリューション提案も手がけており、音声認識には3年ほど前から着目し、製品化に取り組んできた。Voicetantを活用して、3分の1以上作業時間を短縮できた製造現場の事例も出てきている」と説明する。

 Voicetantの音声認識エンジンには、アドバンスト・メディアの「AmiVoice」を採用している。工場などの現場でも正確な音声認識ができる「雑音に強いエンジン」(古尾部長)だという。

 作業者側が利用する端末としては、ハンズフリー、アイズフリーのメリットを最大限生かすことができるように、「iPod touch」を推奨しているが、基本的にはiOS端末であればなんでも利用可能で、カスタマイズでAndroid端末にも対応できる。

 拡販を担当する名古屋支社の駒田佳宏・BI事業部企画グループ課長代理によると、「ビジネスの目標としては、初年度1年間で20ユーザーへの導入を目指す」方針だ。システムサポートの直販だけでなく、販売代理店網を構築し、全国で販路を拡大していきたい考えだ。(本多和幸)