ネットワンシステムズ(ネットワン、吉野孝行社長執行役員)は1月30日、所沢市役所の全職員約2100人が利用する、インターネット分離によるセキュリティ強化を目的とした1000台の仮想デスクトップ環境を構築したと発表した。この環境は昨年6月から稼働している。

 今回のセキュリティ強化の仕組みは、画面転送型の仮想デスクトップを活用することで、インターネット接続環境と業務システム環境を分離し、重要情報の外部流出を防ぐもの。具体的には、ウェブ閲覧/メールなどのインターネット接続が必要な業務は仮想デスクトップ上でのみ許可することで、仮にサイバー攻撃を受けても業務システム側で取り扱うデータには影響しないようにした。

 この仮想デスクトップ環境では、業務効率向上の観点からオールフラッシュストレージを、またセキュリティ強化の観点からSDN(Software Defined Network)を採用した。オールフラッシュストレージの採用で、体感速度の大幅な向上と故障率の低減を実現するとともに、取り扱いデータを常時暗号化している。また、SDNの採用では、仮想デスクトップ単位でのファイアウォール適用(マイクロセグメンテーション)と、マルウェアに感染した仮想デスクトップの自動隔離をセキュリティ対策ソフトとの連携で実現し、感染の拡大を防止する。

 なお、これら仮想デスクトップ環境の設計・構成は、ネットワンが自社での運用経験や豊富な導入実績を基にしており、コスト・性能を最適化している。