NECフィールディングは、法人ユーザーを対象にWindows 10導入における計画から運用、保守までをトータルに支援するサービス「クライアントPCおまかせサポート」の提供を開始した。

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Windows 10への移行には運用の見直しが必須

 OSの移行というとWindows XPのサポートが終了する2014年4月に向けた買い替え特需が記憶に新しい。Windows XPからWindows 7への移行はPCの置き換えだけでほぼ済んだケースが多く、運用の変更はあまり必要なかった。ところが、今回のWindows 7からWindows 10への移行は、PCの買い替えだけではなく運用の見直しも必要になる。

 大きな要因は半期に一度ある大型アップデートだ。定期的に小さいアップデートを実施していたWindows 7と違い、Windows 10は半年に一度、まとめてアップデートを実行する。木下和直・ソリューション事業部 ICTソリューション部長は、「Windows 7の時はPCが少し重く感じるくらいですんだが、Windows 10のアップデート容量は約4GBほどで、DVD一枚くらいになる。社員が一斉にアップデートを実行してしまうとネットワークを圧迫してしまう」と説明する。

 この対策として検討されているのが、ネットワークの見直しと増強、そしてWindows Update サーバーの構築だ。さらに、アップデートの管理、アップデート後で既存のソフトウェアが正常に動作するか、検証も必要になる。こうしたものを丸ごとサポートするのが「クライアントPCおまかせサポート」だ。

 サポートメニューの一つが「アセスメントサービス」だ。同社の営業やエンジニアが企業を訪問し、既存環境や運用状況を確認し、最適な導入計画を策定する。同社はWindows XPからWindows 7への移行サポートを数多く行った実績がある。案件数が短期間に集中した場合はパートナー網を利用して対応できる。

 また、アップデート時の膨大な配信データに起因するネットワークの負荷を軽減し、業務への影響を最小限に抑える「WSUS構築サービス」、アップデート後の不具合を未然に防止する「アップデート評価検証代行サービス」など、多くのサービスメニューを用意した。

Windows 10関連セミナーを全国で展開

 今年1月23日、日本マイクロソフトが記者会見を開き、改めてWindows 7、Windows Server 2008の延長サポートが20年1月で終了することを強調した。この会見を機に、NECフィールディングにも変化が現われる。「今年2~3月はWindows 10以降に関する問い合わせが急増した」と、泓 宏優・ソリューション事業部長は話す。
 
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左から泓 宏優・ソリューション事業部長、木下和直・ソリューション事業部 ICTソリューション部長

 同社は昨年からWindows 10の特徴を説明するセミナーを開催していたが、今年1~2月も引き続き、同様のセミナーを開催。多くの来場者を迎えたという。また、今後高まる顧客のニーズに応えて、5月30日の高松セミナーを皮切りに全国各地で計14回のWindows 10関連セミナーを実施することを決めた。

 泓・事業部長は、「弊社のお客様だけでも3年間で移行のお手伝いが必要なPCは約30万台に上る。サポートできる体制をしっかり整えるとともに、お客様の課題を解決するメニューを用意した。販売店を経由してお客様にサービスを届けていきたい」と語る。同社は、移行サービスで3年間で300億円の売り上げを見込んでいる。