年頭所感

リスタイル

2018/01/17 09:00

週刊BCN 2018年01月08日vol.1709掲載

 2016年は自治体や小・中・高校のお客様を中心に、強靭化対策としてネットワークの入れ替えが多かった。引き続き17年はセキュリティ強化の引き合いが多かった。文教市場では、教科書をPCやタブレット端末に置き換える教材のIT化が加速した一年だった。

中江靖之
社長

 そのなかで、昨年はNEC以外のITベンダーならびにIT以外のベンダーという意味で「マルチベンダーメンテナンス」を進めた。今や一つの現場に複数のベンダーの製品、IT機器以外のメンテナンスが必要な機器が入り込んでいる。具体的には、病院では、情報機器からネットワーク機器、医療機器、外来患者などが使う精算機などがあり、これらをまとめてサポートする。全国400か所に拠点を構え、24時間365日対応できる体制をすでにもっているので、これを生かして横展開をしていく。海外拠点では、日本のソリューションを販売するだけではなく、海外の製品を輸入する調達センターとしての役割ももたせた。輸入した海外の製品をサポートするこの取り組みはマルチベンダー戦略の延長だ。

 今年は企業、組織としての風土や文化を入れ替えていくため「リスタイル」をキャッチフレーズにした。保守の業務は、お客様からきっかけをいただき処理を始める「イベントドリブン型」だ。それを自分で考え、行動し、お客様にアプローチをする体制に変えていく。今年創業61年を迎える当社にとって初の試みとなるが、DNAをどのように変えていくかを社員で話し合っている。
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外部リンク

NECフィールディング=http://www.fielding.co.jp/