データ・アプリケーション(DAL、武田好修社長)は5月23日、情報サービス産業協会(JISA)・EDIタスクフォースで作成された「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)利用ガイドラインSSL/TLS方式編」にもとづいて行われた相互接続試験に参加し、「ACMSシリーズ」が、参加12社によるEDIパッケージ/サービスとの相互接続が行えることを確認したと発表した。

 NTT東日本/西日本による固定電話のIP網への移行やINSネットディジタル通信モード提供終了により、既存の従来型EDIが今までのように使えなくなる。そのため、多くの企業はインターネットEDIへの移行を余儀なくされる。この状況を踏まえ、全国銀行協会(全銀協)は、17年5月16日に、インターネットやIP-VPNなどの広域IP網でも利用可能とした「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」を制定した。

 これを受け、DALを含むJISAのEDIタスクフォースに参加するEDIパッケージ/サービスベンダー12社は、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」をサポートし、インターネットEDIへの移行が円滑に行えるよう相互接続試験を行った。

 試験のポイントは、広域IP網上で、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」による通信環境を構築し、SSL/TLSレイヤでセキュリティ対策を施した状態で相互接続性を検証することだった。17年11月から3回にわたり行われた検証では、各社のEDIパッケージ/サービスで、自社を除く全パッケージの組み合わせで、相互接続性を実証した

 ACMSシリーズでは、全6製品で「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」をサポート。全銀協標準通信プロトコルの仕様はそのままに、既存のアプリケーションを改修することなく、データ暗号化やサーバー/クライアント認証をサポートする。24年1月のINSネットディジタル通信モード提供終了に向けて、スムーズでセキュアにインターネットEDIへの移行を実現し、相互接続性についても信頼性の高い製品となった。

 また、ACMSシリーズは、これ以外のインターネットEDI用プロトコルにも対応しており、それぞれのプロトコルで、標準化団体や認定機関、ソフトウェアベンダー間の相互運用性試験を実施しており、安心して導入することができる。

 DALでは、今後も、国際標準・業界標準への取り組みを積極的に継続し、各業界の業務効率化と顧客に対するサービス品質向上に貢献する、信頼性と安全性の高いデータ連携基盤を提供していく考え。