ダイワボウ情報システム(DIS、野上義博社長)による年次の総合イベント「DISわぁるど」が7月18日と19日の二日間、石川県金沢市の石川県産業展示館4号館で開催された。今年のテーマは「ICTで“つなぐ”伝統と革新」。展示会場ではテーマ別に八つのエリアがあり、その一つとして開催地域である北陸のパートナー各社のエリア「From 北陸」が用意された。

 From 北陸エリアには、北陸を代表するIT関連ベンダーが26社、そして石川県と福井県、富山県、さらに金沢大学と北陸先端科学技術大学院大学、金沢工業大学が展示ブースを構えた。
 
石川コンピュータ・センターは食品業界向けのIoTソリューションを展示

 金沢市が本社の石川コンピュータ・センターは、同社のクラウドサービスを利用したIoT関連のソリューションを展示。「IoTのニーズは多いものの、現時点では実証実験の段階が多い。ユーザーはIoTについて興味はあるものの、どう使ったらいいのかを模索している段階」とのこと。石川コンピュータ・センターは、IoTそのものというよりも、クラウドサービスの付加価値を上げるサービスとして提案しているという。

 福井市が本社の三谷商事は、自社開発の建設・建材業界向けERPパッケージ「e2-movE」を展示。建設・建材業界向けのシステム開発を30年以上にわたり取り組んでおり、同パッケージは300社以上の導入実績があるという。

 金沢市が本社の三谷産業は、ポータル型グループウェア/ワークフローシステム「POWER EGG」を展示。働き方改革と、IT導入補助金の対象ITツールとして認定されたことが追い風となり、中堅・中小企業での導入が進んでいる。グループウェアやワークフローとしての必要な機能をしっかりと押さえつつ、一覧性の高いポータル画面をアピールしていた。

 インテックは、日本ソフテックとともにウェアラブルデバイスを活用した「技術伝承支援システム」とクラウド型マニュアル・チェックシート運用ツール「Checkmate」を展示。匠の技をメガネ型のウェアラブルデバイスで音声と映像を撮影し、マニュアル化するというもの。技術伝承の悩みを抱える企業などのニーズに応える。

 富山市が本社の富山データセンターは、部品加工業向け生産管理システム「T-ProCS Jr.」を展示。リピート品の見込み生産などに対応している。また、部品加工業界は、企業ごとに異なるニーズが多いことから、カスタマイズが柔軟な点をアピールしていた。
 
システムサポートは、Excelに音声入力ができる「Voicetant Writer」を展示

 金沢市が本社のシステムサポートは、Excelに音声入力ができる「Voicetant Writer」を展示。手袋を使った作業現場など、キーボードが使いにくい現場のニーズに応える。ハンズフリーでデータ入力が可能になるため、PCの操作が苦手な作業員が多い現場にも向いている。

 金沢が本社のコンダクトは、訪問介護・訪問介護支援システム「Care-wing」を展示。スマートフォンとICタグを利用し、作業内容などの手書きを不要にすることで、スマートな介護を実現し、人手不足の解消をサポートする。

 金沢市に北陸オフィスを構えるネットワンシステムズは、テレワークを支援するパッケージシステムを展示。働き方改革ソリューションとして、販売強化に取り組んでいる。

 金沢市が本社の北国インテックサービスは、産廃処理・リサイクル業者向け販売管理システム「cle2」を展示。スマートフォン対応などで、産廃処理・リサイクル業の業務効率化を実現する。

 金沢市が本社のNTTデータ北陸は、ウェアラブルカメラを利用した遠隔作業支援システムを展示。工場現場や設備メンテナンスの作業を本部から指示するといった活用を想定している。

 金沢市が本社のクレスコ北陸は、電子ペーパーを使用したID付カードを展示。電子ペーパーの機能を利用し、顔写真つきのゲストカードを作成するといったデモンストレーションを行っていた。

 福井市が本社の江守情報は、サイコロ型デバイスを利用した屋内位置把握ソリューションを展示。IoTによって取得した情報は、同社の主力ERPパッケージである「eFLEX-X」との連動も可能になっている。
 
アイビーソリューションは、公共でのフリーWi-Fiをセキュアに提供するソリューション
「GoNET」を展示

 福井市が本社のアイビーソリューションは、公共でのフリーWi-Fiをセキュアに提供するソリューション「GoNET」を展示。ネットワークにつなぐだけで、例えば喫茶店にきた顧客に1時間だけWi-Fiを開放するといった制御ができる。ユーザーがフリーWi-Fiの悪用を防ぐという効果もある。

 敦賀市が本社のTASは、ビーコンを活用した勤怠管理システム「BeTrack」を展示。スマートフォンのBluetoothを利用するため、設備投資は最小限ですむのが特徴。ビーコンは離れていても読み取れるため、ユーザーはスマートフォンをかざさなくても、通り過ぎるだけで、勤怠状況を記録することができる。

 富山市が本社の日本オープンシステムズは、スクラッチからの開発が中心のSIer。パッケージを扱いつつも、ユーザー企業の個別ニーズにSIで応えるのを強みとしている。今回は、セキュリティ関連のプロダクトなどを展示していた、

 砺波市が本社のヒスコムは、自社開発のパッケージ製品を展示。グループ企業の北陸コカ・コーラボトリングでのノウハウが生きたシステムを強みとしている。

 富山市が本社の電陽社は、デンマークのユニバーサルロボット製のアーム型ロボットを展示。安全柵なしで人とともに作業ができるロボットとしては、世界シェアがトップのロボットだという。働き方改革により、見える化などの取り組みの延長でロボット化が進むとして、同製品をアピールしていた。

 高岡市が本社のアイティリンクは、誰でも簡単に利用できるウッドハウス向けCAD製品「木らり」を展示。簡単に設計図や3Dモデルができるだけでなく、リアルタイムで見積もりまで表示できる。

 富山市が本社の北陸コンピュータ・サービスは、就業管理システム「Oens勤たろう」を展示。組織に合わせた柔軟な管理をアピールしていた。

 From 北陸エリアの各社は、多くが自社開発でさまざまなノウハウを詰め込んだこだわりのソリューションを展示。各社の技術力の高さがきわだっていた。