東芝ITサービスは7月12日、社員の技術力を競うプライベートイベント、「CSコンテスト(Customer Satisfaction Contest)」を開催した。

 同イベントは毎年開催しており、今回で12回目となる。今年の競技は「システム運用部門」「電話応対部門」「保守技術部門(ネットワーク)」「保守技術部門(IAサーバ)」「保守技術部門(OCR)」の合計3部門5競技。それぞれで顧客対応の丁寧さや正確さ、スピードなどサービスの総合力を競い合った。

 今回の大会テーマは「技術・スキルを伝えよう!繋げていこう次世代へ!」。ここからも分かる通り、技術やスキルの継承がコンセプトになっている。サービス統括部統括部長の堀伸一氏は「ベテラン技術者が減ってきており、彼らの技術を継承していかなければ、よりよいサービスを提供できなくなるだろう。しかも、自分と他人の技術を比較する機会はあまりない。こういった場で技術の共有をしていきたい」と、大会に込めた思いを語った。

 例年、審査員による細かい評価の方法や結果は発表していなかったが、今年からは審査の傾向がわからない範囲でフィードバックが行われた。これにより、出場者は自分の競技内容を再確認し、改善につなげることができる。
 
競技大会の出場者

 また、昨年から導入しているウェアラブル端末は今年の大会にも取り入れられた。保守技術部門では、出場者がウェアラブル端末で機材を撮影し、その情報を共有することで、ダブルチェックができているかどうかを確認した。すでにウェアラブル端末は実際の業務に取り入れられており、業務の正確性や効率の向上につながっている。ただし、顧客によっては、セキュリティの観点から、双方向通信の撮影機器が自社の機材を映すことに抵抗感があるという。堀氏は「顧客とのやり取りを重ね、問題がなければ使用している。もちろん、セキュリティも万全で顧客情報が漏れることはない。実際に保守の様子を見てもらえば利点を実感してもらえる」と、安全性を強調するとともにウェアラブル端末のメリットを語った。

 イベントでは東芝ITサービスの社員だけでなく同社の顧客も観戦していた。ウェアラブル端末をいちはやく活用するなど、サービスの質の高さをアピールしたい考えだ。

 保守技術部門(ネットワーク)優勝者の高木慎也さんは「結果を残せたことに大変満足している。関係者様および競技者から貴重なアドバイスをいただいたので、今後の業務につなげていきたい。今回のCSコンテストでの貴重な経験を同僚に伝えて、顧客に感動を与えるサービス提供を目指していく」と、技術共有とサービス向上に意欲を示した。その他、保守技術部門(IAサーバ)では渡邊友浩さん、保守技術部門(OCR)では濱崎幸太さん、システム運用部門では小山翼さん、電話応対部門では濵岡真鈴さんが優勝した。(銭 君毅)
 
ウェアラブル端末でダブルチェックする様子
(保守技術部門OCR)

お客様役へのヒアリング
(システム運用部門)

電話応対部門の様子