ソフォス(中西智行代表取締役)は、サーバー向けセキュリティ製品「Sophos Intercept X for Server」を発表した。PC向けセキュリティ製品「Sophos Intercept X」の機能をWindows Server向けに提供するもので、2017年2月に買収したInvinceaのディープラーニング技術をベースとしたマルウェア検出エンジンを備えている。

佐々木潤世
エンタープライズ営業本部
セキュリティソリューション
コンサルタント
 「サーバーは企業のなかでも強固な防御が必要だ。ランサムウェアを例にとっても、1台のPCよりもサーバーが攻撃に遭うほうが被害は大きい」と、同社の佐々木潤世・エンタープライズ営業本部セキュリティソリューションコンサルタントはサーバーセキュリティの重要性を説く。「高度な脅威への対策やサーバー独自の防御、オンプレミスやクラウドなど、あらゆる環境の統合管理が必要」だと強調し、今回発表したSophos Intercept X for Serverでは、これらの機能が提供できるとしている。

 具体的には、ディープラーニング技術をベースとしたマルウェア検出機能による、未知の脅威を検知する能力の強化に加え、ファイルやマスターブートレコードを狙うランサムウェアの対策、エクスプロイト対策機能を実装した。また、攻撃の侵入経路や活動状況を分析できる根本原因分析の機能を搭載。オンプレミス、仮想、クラウド(IaaS)などあらゆる環境のサーバー保護に対応し、「Amazon Web Services(AWS)」「Microsoft Azure」については、オートスケールで増設されたサーバーに対し自動的にポリシーを適用することなども可能になった。

 
中西智行
代表取締役
 そのほか、ホワイトリスト形式でサーバー上で動くアプリケーションを制御することや、「Security Heartbeat」という独自の通信プロトコルで、同社のネットワークセキュリティ製品やエンドポイントセキュリティ製品と相互に連携することもできる。

 このように、「ディープラーニングやアンチエクスプロイトの機能によって、高度な防御壁を提供できる」と、佐々木コンサルタントは強調した。

 なお、中西代表取締役によると、ソフォスはグローバルで「20年に10億ドル企業になることを目指している」といい、それに向けて業績は順調に推移していると語る。日本でも、Intercept Xが売り上げを伸ばしており、「中小規模の企業が中心」(中西取締役)に、利用が進んでいるという。(前田幸慧)