日立ソリューションズ東日本(八田直久社長)は、在庫管理ソリューション「PSI Visualizer」にディープラーニングを利用したAI機能を来年をめどに実装すると発表した。現在、プロトタイプ版の開発を完了し、精度と判定能力の向上、実務での適用検証作業を実施している。

 「PSI Visualizer」は、2008年4月にリリースした在庫管理ソリューションで、PSI(生産・販売・在庫=生販在)情報を素早く可視化し、商品ごとの傾向を分析して、問題在庫を迅速に把握することができる。今回、AIによる各種在庫診断機能を実装する。同機能の開発では北海道大学大学院自律系工学研究室の山本雅人教授、飯塚博幸准教授の協力を得て共同研究を実施。サンスターなど数社の実データでの評価作業を並行して実施し、PSI情報の振る舞いの違いによる判定パターンの業種業態別の評価を行っている。
 

 小野さおり・営業統括本部パッケージビジネス推進本部パッケージビジネス推進センタプロモーショングループ主任は、「これまでの在庫管理に加え、在庫の適正・不適正も人が判断してきた。AIを搭載したPSI Visualizerを導入することで、在庫の管理と最適化を自動で行うことができ、人は最終判断するだけで済むようになる。また将来的には、最終判断もAIに任せることができるようになるだろう」と説明する。

 またPSI Visualizerは生産計画ソリューションや販売予測ソリューションなどと連携することができ、スムーズな生販在の調整を実現できるという。(山下彰子)