アイティフォー(東川清社長)は10月9日、大阪難波と和歌山・関西空港・高野山をつなぐ鉄道会社の南海電気鉄道(南海電鉄、遠北光彦社長兼CEO)のモバイル決済「アリペイ」「ウィーチャットペイ」サービスに、決済クラウド「iRITSpay」とマルチ決済端末「iRITSpay決済ターミナル」が採用されたと発表した。すでに、7月から南海電鉄の一部の駅窓口で本格稼働しており、関西空港駅をはじめとした主要駅を利用する中国人観光客は、日本円に両替することなくアリペイやウィーチャットペイできっぷを購入することができる。

 iRITSpay決済ターミナルは、磁気カード・ICカード(クレジットカード、デビットカード、プリペイドカード)や電子マネーに加えて、銀聯(ぎんれん)カード、中国系決済のアリペイ、ウィーチャットペイなどにも対応している。今回のシステム化では、既存の駅窓口の端末機1台に対しiRITSpay決済ターミナル1台を接続。窓口にきっぷや特急券などを購入する顧客のモバイル端末の画面をiRITSpay決済ターミナルで読み取ることで、アリペイとウィーチャットペイの両方のモバイル決済が可能となる。

 なお、駅窓口でのアリペイ、ウィーチャットペイサービスの導入は、南海電鉄が国内初となる(6月末時点)。同社にとっても、iRITSpay決済ターミナルと他社製Windows端末との接続、また鉄道など交通事業でのiRITSpay導入は初の事例となる。南海電鉄は、今回のサービスを機に、世界各国の訪日客のニーズを捉え、増大する外国人観光客への利便性向上と利用者増加促進を図っていく方針。

 アイティフォーでは、今回、南海電鉄に国内で初めて駅窓口にシステムが導入されたのを機に、小売業以外の顧客に対しても、iRITSpay決済ターミナルの展開を強化していく考え。