メール配信サービスの「Cuenote FC」などを提供しているユミルリンク(清水亘代表取締役社長)は11月1日、SMS配信サービス「Cuenote SMS」の提供を開始した。

清水亘
代表取締役社長

 電話番号宛にメッセージを送るSMSについて清水社長は、「エンドユーザーと企業間のチャネルが多様化する中で、確実に本人にメッセージを届けられるSMSのニーズが高まっている」と指摘する。ミック経済研究所によれば、SMSの市場規模は2015年~21年の間で毎年平均して21%で成長していくと予測する。この点に触れて清水社長は「長らく市場規模が小さかったSMSだが、黎明期を過ぎて普及期に入りつつある」と期待をにじませる。

 Cuenote SMSの特徴は長文メッセージに対応していることと、RESTful APIを搭載していることだ。通常、SMSは約70文字までしかテキストとして送信できないが、Cuenote SMSでは670文字まで対応している。また、RESTful APIを採用することで、外部システムと連携してメッセージを送信できる。

 SMS市場には、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションやAI CROSS(旧AOSモバイル)、アクリートなど、すでに多くのベンダーが参入している。同社は、後発組として独自の機能を充実させることで競合他社と差別化していく考え。その他機能としては、URL短縮やキャリア自動判定などを搭載している。料金は初期費用無料・月額1通12円までで、配信が成功した分だけの従量課金制となる。

 同社は、Cuenote FCで好調な売り上げを達成してきた。さらなる成長に向け、「19年から20年までの新たな収益軸として、Cuenote SMSに注力していく」と清水社長は意気込む。すでにアプリベンダーやEコマース事業者を含め多数の引き合いがあることから、規模・業種・業態を問わず多くの企業が活用できるソリューションと位置付ける。直近のターゲットとして、まずは大企業を中心にアプローチをかけていく計画で、3年以内に主力であるメール配信事業の約3割まで売り上げを伸ばしたい考えだ。(銭 君毅)