日立システムズ(北野昌宏社長)は2月19日、損保ジャパン日本興亜保険サービス(松居隆社長)が横河レンタ・リースのデータレスPCソリューション「Flex Work Place」 を導入し、昨年11月に全国約80カ所の拠点で利用開始したと発表した。

 損保ジャパン日本興亜保険サービスは、損害保険ジャパン日本興亜の100%出資代理店。国内全域にサービス拠点をもつ国内最大級の保険代理店として、約70万人の顧客に損害保険と生命保険を中心とした「安心」「安全」「健康」に資する総合サービスを提供している。昨年4月に損保ジャパン日本興亜保険サービスは新たな行動指針「お客さまへの誓い」を掲げ、情報システム部門では顧客情報を守るべく、約900台にのぼるPCの情報セキュリティーリスクの排除に向けた対策をできる限り早期に実現したいと考えていた。

 こうした背景を踏まえ、日立システムズでは、Flex Work Placeを損保ジャパン日本興亜保険サービスに提案。専用端末を購入することなく、既存のPC端末にソフトウェアをインストールするだけで、PC端末上にデータを保存できないようにし、情報セキュリティーリスクを低減できる点や、データの読み込み、書き込みのみをサーバー側と行い、データに対する処理はPC端末内部のOS、アプリケーションで行うため、物理PCと遜色のない快適な操作性がある点。また、操作方法がこれまでとほとんど変わらず、ITに詳しくない従業員でも苦労することなく利用できる点、約2カ月での導入が可能である点、全国47都道府県にある約80拠点にシステムを展開する際に必要に応じて導入支援サービスや従業員からの操作方法に対応するヘルプデスクサービスなども提供できる体制が整っていた点が評価された。

 損保ジャパン日本興亜保険サービスは、同サービスの導入により、初期導入費用を抑えつつ、物理PCの快適な操作性とシンクライアントに近い高度なセキュリティーを兼ね備えたPC環境を実現した。これによって、顧客により安心して任せてもらえる事業環境を、短期間で整備することができた。

 また、今までPCを持ち出す際に実施していた管理業務などが簡素化され、これまで以上に顧客に向き合う時間が増え、より良いサービスの提供に向けた環境を整備した。今後も1000人を超える従業員が、育児や介護と仕事の両立に取り組みやすく、いきいきと働ける環境を提供し、SOMPOホールディングスグループが掲げる「健康経営」を推進するとともに、さらなる企業活力向上と付加価値サービスの提供に取り組んでいく予定。

 日立システムズでは、今後も損保ジャパン日本興亜保険サービスの事業拡大と働き方改革の推進をITサービスの側面から支援していく。また、今回の導入事例を生かしてPC環境のセキュリティー対策を検討している企業や働き方改革の推進を検討している企業に向けて同サービスを積極的に拡販し、2021年度末までに関連ソリューションの売り上げを含めて累計5億円の売り上げを目指す。