日立システムズ(北野昌宏社長)は2月4日、FAプロダクツ(貴田義和社長)と、工場のスマート化の分野で協業したと発表した。

今回の協業スキーム図

 協業に基づき、両社が有する産業ロボット分野やIT分野の知見・ノウハウに加え、協働ロボットやIoTなどを活用したサービスを提供する。協働ロボットの特性を生かし、これまで産業ロボットを導入してきた企業だけでなく、これからロボットの導入を検討する企業に対しても積極的に同サービスを提案し、業務負荷の低減やコスト削減、品質向上、技術伝承など、製造業の生産現場のさまざまな課題を解決していく。

 日立システムズは、IoTやクラウドを活用したさまざまなサービスを提供しているほか、全国約300カ所のサービス拠点や24時間365日対応のコンタクトセンターなどのサービスインフラを活用した「ロボティクスサポートサービス」を提供。さらに、製造業の各工場に点在する資産や設備の正確な把握・管理を支援する「統合資産管理サービス」などの提供を通じて現場作業のデジタライゼーションをサポートしている。

 一方、FAプロダクツは、自動車や電機、半導体や食品などの製造業全般に対して、稼働監視や予知保全、生産シミュレータ、ロボットシステムなどをパッケージ化して提供することで、製造現場の生産性向上を支援する「スマートファクトリーパッケージソリューション」を手掛けている。昨年5月にはオフィスエフエイ・コム(飯野英城代表取締役)、ロボコム(天野眞也代表取締役)とともに、「世界最新のリアルなロボット×IoTソリューションの体感」と「SIerの育成」を目的に、展示施設「Smart Factory Conductor LABO」を栃木県小山市に開設し、ロボットとIoTの先進的な活用事例を紹介している。

 今回の協業に基づき、日立システムズが有する多様なITサービスの実績・ノウハウやサービスインフラと、FAプロダクツのスマートファクトリー分野でのコンサルティング力・設計力、さらには人と同じ空間で作業をする双腕ロボット「duAro」を販売する川崎重工業などのロボットメーカーと連携することでロボット事業の知見・ノウハウを組み合わせ、現場業務のロボット化の企画から、設計・構築、保守・運用までをワンストップで対応する協働ロボットの導入サービスを提供していく。

 なお、日立システムズは、製造業向けのサービスだけにとどまらず、飲食業や物流業などの現場業務を改善するサービスの提供にも取り組んでいく予定。