NTTテクノクロス(串間和彦社長)とタキイ種苗(瀧井傳一社長)は2月25日、IoTを活用したトマト農家への新しい栽培アドバイスの方法を開発するため共同実験を3月1日に開始すると発表した。

実験イメージ

 天保6年(1835年)創業のタキイ種苗は、これまで培った農業ノウハウを基に農家に栽培アドバイスを行ってきたが、さらなる農業の普及に貢献するため、今回、NTTテクノクロスとIoTを活用した新たな栽培アドバイスを目指す。

 共同実験では、ビニールハウスなどトマトの施設内に複数の温度・湿度センサーを設置し、無線ネットワークを利用してデータを収集・蓄積する。また、データをスマートフォンでリアルタイムに確認できるアプリケーションを開発する。このアプリケーションをタキイ種苗の栽培アドバイスの担当者が利用しながら、農家にトマトのサイズや品質安定化のための適切な栽培アドバイス方法を検討していく。共同実験の実施場所は、Tファームいしい(徳島県石井町)で、実施期間は3月1日から6月末までの予定。

 今後、NTTテクノクロスとタキイ種苗は、IoTによって得られる農業データを活用し、環境制御や生産管理による収量アップ、栽培データ分析による高品質・ブランド化、作業工程の見える化・自動化などによる省力化に取り組む。また、AIなどの先端技術と栽培ノウハウを融合した実験を実施し、さらなる農業の発展を支援していく方針。