札幌市と札幌観光協会、NTTドコモ(吉澤和弘社長)、NTTテクノクロス(串間和彦社長)、NTT(澤田純社長)は1月24日、「さっぽろ観光あいのりタクシー」や観光施設の電子チケットを提供する実証実験事業を共同で実施すると発表した。

 今回の実証実験は、近年急増している外国人観光客をはじめとする観光客の市内周遊で、喫緊の課題となっている二次交通やキャッシュレス決済、コミュニケーション問題を解決し、観光客の満足度を高め、消費拡大や再訪意欲の向上を図ることを目的としたもの。観光客向けの相乗りタクシーと観光施設の電子チケットを合わせて有料で提供する手法は、国内初の取り組み(1月24日時点)となる。

 具体的には、さっぽろ観光あいのりタクシーでは、郊外の観光施設を周遊する際の観光客の利便性を高めるとともに、シェアリングエコノミーにより低価格での利用を実現し、二次交通問題の解消の一助となることを目指す。

 また、NTTドコモのオンデマンド型交通サービス「AI運行バス」を活用し、リアルタイムのAI処理で最適な車両を決定し配車することにより、目的の降車場所まで、効率的な乗合運行を実現する。乗降場所は、札幌市が実施しているオープンデータプラットフォーム「DATA-SMART CITY SAPPORO」で収集したデータをもとに選定しており、実効性のある取り組みが期待される。

 さらに、さっぽろ観光あいのりタクシーの取り組みに合わせて、電子チケットの導入などICTを活用することにより、外国人観光客特有の課題であるキャッシュレスやコミュニケーションの課題解決も目指している。

 さっぽろ観光あいのりタクシーの実施期間は、1月25日から2月24日まで。1人1日3000円であらかじめ定められた市内16カ所の乗降場所間を自由に乗り降りできる。乗車料金はウェブによるクレジットカード決済となる。