“DARQ”を制するものはビジネスを制す――。アクセンチュアはグローバルの最新テクノロジートレンドの調査レポート「Accenture Technology Vision 2019」を発表し、4月18日、メディア向けに概要を説明した。レポートの中で同社は、企業のビジネスの競争優位性に直結する注目すべき新しい技術として、ブロックチェーンに代表される分散型台帳(Distributed Ledgers)、人工知能(AI)、拡張現実(VR/AR)、量子コンピューティング(Quantum Computing)の四つを挙げ、それぞれの頭文字からこれらをまとめて「DARQ(ダーク)」と名付けたという。

山根圭輔
マネジング・ディレクター

 同社の山根圭輔・テクノロジーコンサルティング本部インテリジェントソフトウェアエンジニアリングサービスグループ統括マネジング・ディレクターは、近年のIT市場について、「SOCIAL、MOBILE、ANALYTICS、CLOUDの四つの技術トレンド、いわゆるSMACがITの変革に貢献し、企業はより深いレベルで顧客を理解した上で顧客体験を提供できるようになった」と指摘する。

 一方、あらゆる企業にとってSMACへのフォーカスは依然として重要だが、さらにその先の競争優位を生み出す技術こそがDARQだと強調。「ブロックチェーンを用いた国際海運業務の改革、AIによる自動画像補正のクラウドサービス、VRゲーム上で1000万人が同時参加したDJイベント、量子コンピューティングを活用した配送・積載業務の効率化など、それぞれの技術の活用例も出てきつつある。DARQテクノロジーはユーザーのビジネスの競争力を飛躍的に高める要因になり得るし、そうしたトレンドはすでに始まっている」という。
 

 これからの時代をリードする企業になるためには、「SMACを固めた上でのDARQへの素早い戦略的フォーカスが必要」(山根マネジング・ディレクター)というのがアクセンチュアの現時点での結論だ。(本多和幸)