アズジェント(杉本隆洋社長)は5月21日、コネクテッドカー・セキュリティのパートナーであるKaramba Security(本社・イスラエル、Karamba)が、自社のオートノマスサイバーセキュリティ技術を自動車業界だけでなく、インダストリー4.0、IoTスマートデバイスをはじめとするあらゆる分野のコネクテッドデバイスに展開すると発表した。

 Karambaの組み込み型自動保護、復旧ソフトウェア技術は、ECUへの改ざんの試みを検知し、ECUの正規な振る舞い以外の動作を防止することで最先端のセキュリティ機能を提供する。すでに自動車業界では、32件以上のOEMやTier-1と提携。現在、ほかの市場でもKarambaの技術が注目されており、エンタープライズエッジデバイス、インダストリー4.0コントローラなどのコネクテッドシステムのメーカーが、自社のコネクテッドデバイスを堅牢化する目的でKarambaのランタイムインテグリティソフトウェアの採用を検討している。

 Karambaの技術は、コネクテッドシステムの全体を自動的に強化し、工場出荷時設定からの不正な変更を防ぐことが可能。組み込み型セキュリティ機能を常に有効化することで、ランタイムのソフトウェア整合性を保証し、攻撃者によるコネクテッドシステムの乗っ取りを防止する。このため、開発者、プロバイダー、メーカーやベンダーは、サイバー攻撃に対して自己保護が可能な製品を提供することができる。

 また、今回の新規市場への参入に伴い、Karambaは組み込みシステム向けリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を提供するWind Riverとのパートナーシップを発表した。これにより、自動車、航空宇宙、防衛、産業、医療、ネットワークプロバイダーのコネクテッドデバイスにセルフプロテクションセキュリティを自動的に組み込むことを支援する。両社は、これまでの自動車業界での共同実績を生かして、コネクテッドシステム市場でも組み込み型ランタイムインテグリティの取り組みを拡大していく。

 アズジェントでは、今回のKarambaの発表を踏まえ、今後も自動車業界はもとより、製造業、IoT機器メーカーへの提案活動を行っていく方針。なお、6月12日から幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2019に、Karambaのソリューションを展示する予定。