福岡県大木町は6月11日、富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP、島津めぐみ社長)が提供する地域ポイントの運用に特化したクラウド型サービス「FUJITSU 自治体ソリューション 地域ポイントサービス by ValueFront」を活用して運用する「大木町地域ポイント」で、蓄積したポイントと町内店舗で利用できる「おおきまち地域ポイント商品券」との交換を6月17日に開始すると発表した。

 大木町は、福岡県の南西部に位置し人口は1万4300人。近年、住民との協働による「持続可能なまちづくり」を目指し、地域コミュニティの活性化や地域経済の振興を推進している。その中で、住民の地域活動への参画や町政への関心を喚起するとともに、町内店舗での購買活動の活性化などを実現する施策を検討。今年4月から、富士通FIPが提供する地域ポイントサービス by ValueFrontを活用し、大木町地域ポイントの加入者募集と運用を本格的に開始した。
 
「大木町地域ポイント」のサービスイメージ

 大木町地域ポイントは、大木町が指定するイベントなどの地域活動への参加・協力によりポイントが付与される、大木町独自のポイント制度。制度への加入を希望する住民は、登録申請をすることで大木町地域ポイントカード「WACCARD(ワッカード)」が発行される。6月17日からは、蓄積したポイントと町内店舗での買い物に利用できる、おおきまち地域ポイント商品券との交換を開始する。ポイント制度に加入した住民は、大木町商工会で500ポイントを500円分のおおきまち地域ポイント商品券と交換することができる。

 大木町地域ポイントの開始にあたり採用した地域ポイントサービス by ValueFrontは、地域ポイントを運用するための機能に特化したクラウド型のサービス。高い信頼性をもち、住民属性やポイント情報の管理、商品交換受付などの基本機能に加え、蓄積した情報を基に住民へイベントなどの案内が可能なキャンペーン機能を備えている。さらに、富士通FIPが提供する電子マネーなどの関連サービスとも接続が可能。

 地域ポイントサービス by ValueFrontの採用により、住民は地域活動への参加によってインセンティブを得られる一方、店舗を運営する住民は、商品券の利用を通じて自店舗への集客が見込める。さらに大木町としては、住民属性やこれまでの活動参加状況などの情報に基づいて、住民にマッチした地域活動の情報を発信することが可能。大木町地域ポイントを通じて、地域の経済循環の活性化や住民の地域活動への参加促進が期待できる。

 今後、大木町地域ポイントは、ウォーキングイベントや特定健診でのポイント付与や、道の駅おおきで販売する地域特産品との交換など、住民の健康増進や地産地消の促進などへ活用範囲を拡大していく予定。大木町と富士通FIPは、今後も協力して大木町地域ポイントをさらに付加価値の高い住民サービス基盤へと発展させ、住民にとって暮らしやすいまちづくりを推進していく方針。