NTTドコモは、第5世代移動通信方式(5G)として割り当てられた周波数帯と商用装置を用いた「5Gプレサービス」を9月20日から開始する。本サービスは2020年春の予定で、28GHz帯の5Gを提供するのは国内で初めてとなる。


 今後は、「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」に参加している3000を超えるパートナー企業とともに、全国で100件を超えるフィールド実証を実施していく。

 その一つとして、VR/ARソフトウェア開発を手掛けるシンメトリーと共同で、サイバー空間内に現実世界を再現させる「デジタルツイン」を活用した建築・土木業界向けソリューションの実証実験を行う。

 ドローンやレーザースキャナで取得した物体や空間の3次元座標データ「点群データ」を5Gを通じて「ドコモオープンイノベーションクラウド」上に収集し、データ処理を行うことで、サイバー空間上に現実世界の空間を再現。VR/ARを活用することで実寸かつ現実と同様の色や質感を立体的に再現し、遠隔地にいても現場にいるかのような環境を実現できるという。
 

 これにより、測量技師などは、現場に行かなくても再現されたサイバー空間上でデジタルツインを活用して何度でも調査・測量を行うことができるようになり、移動時間や再測量といった業務稼働を大幅に削減できる。

 デジタルツインを活用することにより、これまで限定的であった現場のデータが飛躍的に増え、遠隔からの現場指揮や未来予測などにも活用していくことが可能になり、建築・土木業界の大幅な業務効率化が期待されている。

 今後は、製造、不動産、小売り、教育といった多様な分野においてパートナーとの連携を強化し、デジタルツインを活用した新たなサービス創出に向けた取り組みを加速させていく計画だ。