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ファーウェイ、5G基地局の出荷量が20万件を突破、2カ月で5万件の増加

2019/09/04 16:45

【上海発】華為技術(ファーウェイ)が、第5世代移動通信システム(5G)のビジネスを拡大している。5G基地局の出荷量は、8月末時点で20万件を突破した。(上海支局 齋藤秀平)

イベントで発言するファーウェイの徐文偉所長(ファーウェイ提供)

 ファーウェイは、9月3日に中国四川省成都市で開催したイベントで、5G基地局の出荷量が20万件以上になったことを発表した。同社の胡厚崑(ケン・フー)取締役副会長兼輪番会長は6月26日の基調講演で、出荷量について「15万件以上」と説明しており、約2カ月で5万件増えたことになる。

 中国メディアの新浪科技によると、8月末時点の5G関連の契約数は、これまでと同様に全世界で50件。内訳は、欧州が28件と最も多く、次いで中東が11件、アジア太平洋が6件、南北アメリカが4件、アフリカが1件となっている。

 イベントには、アジア太平洋地区の政府や産業界、学術界から約200人が参加した。ファーウェイの取締役で、戦略研究所の徐文偉(ウイリアム・シュー)所長は「アジア太平洋地域の5Gは世界の先頭に立っている」と強調し、この地区も重要視していることをアピールした。
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