日本システムウエア(NSW、多田尚二社長)は、既存の走行装置に取り付けることで自動運転やADAS(先進運転支援システム)機能を追加する汎用制御ユニットの提供を10月7日に開始した。

 この外付け汎用制御ユニットは、農機や建機、AGV(無人搬送車)など、さまざまな走行装置に自動運転・ADAS機能を追加することができる。既存の走行装置と接続するだけで走行ルートやエリアの指定、障害物検知、物体認識などを容易に実現することが可能だ。

 ユニットには、LiDAR、カメラなど各種センサー類との接続インターフェースに加え、画像認識やディープラーニングなどのアプリケーションライブラリーを標準搭載し、各走行装置の用途に応じたハードウェアやソフトウェアのカスタマイズにも対応する。これらの機能により、走行や監視の自動化や人為操作の補助機能の実現が可能となり、有人作業の負荷低減、省人化、危険な作業の無人化、人為的ミスによる事故の抑止などさまざまな効果が期待できる。

 NSWでは、自社製品への自動運転・ADAS機能の搭載を検討している機械メーカー、自律走行装置のサービス活用を検討している企業や公的機関などを対象に、同ユニットを用いた実証実験を実施し、大きな初期投資をすることなく、商用に向けた機能検証を支援する。

 また、同ユニットと接続実績のある走行装置、クローラー型モビリティロボット「UNiBO(ユニボ)」(クエストエンジニアリング製)の提供も開始する。UNiBOは、全長約1mで、脚部に勾配や悪路に強いクローラーベルトを搭載している自走式ロボット。さまざまなパーツやアタッチメントを追加することができ、草刈アタッチメントの装着で自動草刈ロボットに、搬送用ゲージの設置でAGVになるなど、ビジネスシーンに応じたカスタマイズが可能となっている。NSWは、同ユニットとUNiBOの連携により、新たな自動運転ニーズの発掘にも注力していく方針。