DataRobotは、2019年8月から提供しているAI特化型「AI サクセスプログラム」の販売促進に向けて、年商1000億円以下の中堅企業を対象としたAI活用支援プログラム「DataRobot Starter Program」の提供を11月20日に開始した。提供開始に伴い、キヤノンITソリューションズ(ITS)と販売代理店契約を結び、中堅企業の営業強化などにつなげる。


 経済産業省が18年9月に発行した「DXレポート~ ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」で、国内では15年時点でIT技術者が17万人不足しており、今後、25年までに不足数が43万人に増えると予想されている。特に、データサイエンティストは年々需要が高まり続け、その確保が非常に困難となっている。

 DataRobotは、大企業だけでなく中堅企業に対してもAIソリューションの導入を支援してきた。大企業の支援で培ったAIプロジェクトの成功ノウハウ、ライセンス、教育プログラムを生かし、中堅企業向け支援プログラムとして提供することになった。また、中堅企業のIT支援の実績を持つキヤノンITSと連携し、ともに提案活動を行っていく。

 支援プログラムは大きく二つのステップで構成。まずは、AI導入診断をワークショップとして有償で提供する。具体的には、機械学習の自動化によって実現できる成果を理解するセミナーを行い、DataRobotを自社の事業でどのように活用できるのかテーマ(ユースケース)の創出支援、創出されたテーマを詳細化して精査、ビジネスインパクトと実現可能性の観点から評価し、レポートを作成する。
 

 次のステップでは、AI導入診断で作成したAI導入・活用を成功に導くサクセスプランに合意した企業を対象に、DataRobot Starter Programを提供する。DataRobotのライセンスのほか、DataRobot AIアカデミーのデータサイエンティスト養成プログラム、DataRobot UniversityにおけるDataRobotの活用方法に関するトレーニング、AIプロジェクト導入に必要なテーマ創出、AIプロジェクト実行支援のためのテーマ推進、実ビジネスへの運用定着化のための運用化支援などを提供する。「DataRobot Starter Program」は年間で税別1000万円の予定。

 プログラムを採用することで、自社でデータサイエンティストを養成することができ、実践的なビジネス課題に取り組みながら、自らAIプロジェクトを推進することができるようサポートを受けることができる。また、DataRobotを活用しながらAIプロジェクトを推進できるシチズン・データサインティストも育成でき、さまざまな部署でAIプロジェクトの創出、運営が可能となる。