ジェイズ・コミュニケーション(愛須康之社長)は11月14日、都内でパートナー向けイベント「J's DAY 2019」を開催した。愛須社長は今後、セキュリティをコアに、AI、インフラ、モビリティに注力し「成長スピードを加速していく」と強調。イベントではその中核を担う新規商材を紹介した。

愛須康之
社長

 一つが、自社開発のクライアント型セキュリティ製品「RevoWorks」シリーズ。今年10月に提供を開始したインターネット分離ソリューション「RevoWorks Browser」では、独自のコンテナ技術を用いてクライアントPC上にコンテナを作成し、コンテナ内からブラウザーを使ってセキュアにインターネットにアクセスできる。

 来年には、仮想デスクトップソリューション「RevoWorks Desktop」のリリースを予定。これらの製品を併用して、通常の業務や信頼できる外部クラウドサービスの利用はローカルのデスクトップ環境、インターネットはRevoWorks Browser、ミッションクリティカルな業務システムはRevoWorks Desktopを利用するといった「1台3役がRevoWorksの中心となるユースケース。これが非常に受けがいい」と、中村時彦・取締役執行役員はアピールした。
 
中村時彦
取締役執行役員

 また、今年新たに取り扱いを開始した商材の一つが、米ステラサイバーの「Starlight」で、社内ネットワークからエンドポイントまでAIを使って統合的にログを分析し、脅威を検知した場合にアラートを出すことで、セキュリティ担当者が効率的に判断できるように支援する。太田博士・事業推進本部営業推進部部長代理によると、既存のセキュリティ製品からログを収集・分析できる「“オープン”がキモ」。同社ではマネージドサービスとして「Starlight SOC in BOX」を提供しており、専用のアプライアンスをスイッチなどにつなぐことで、各セキュリティ製品からログを取り込んでAIが分析、アラートを出すことができる。また、日本語でのレポート提供も行っている。
 
太田博士
部長代理

 さらに、ICS(産業用制御システム)/OT環境のセキュリティ監視や、IT資産の可視化、脆弱性の管理が可能な、米サイバーエックスの「Xsense(エックスセンス)」や、ネットワーク機器やクラウドサービスの設定情報を収集してネットワーク構成を自動的に可視化し、設定ミスの防止や脆弱性の管理ができる米スカイボックスセキュリティの「Skybox」の取り扱いも開始。「世の中の実情を踏まえて、AIによる自動化で人材不足対策を支援するとともに、新たなサイバー領域として、ICS向けのセキュリティ対策製品を提供する」と太田氏は語った。(前田幸慧)