パナソニック(津賀一宏社長)は11月14日、同社のビデオ会議システム「HD 映像コミュニケーションシステム(HDコム)」のオプションとして、他社ウェブ会議システムとの双方向通信を実現するゲートウェイボックス「KX-VCG100J」を発売した。

デモの様子。
東京、大阪、福岡の3拠点に加えゲートウェイを通じて3人がつなげた

 HDコムは2009年から販売してきたビデオ会議システムで、最新のハイエンドモデルでは24拠点との接続を実現する遠隔コミュニケーションツール。現在、約3500台が国内で稼働しているという。

 一方で、近年テレワークが普及してきたことで、ウェブ会議システムのユーザーは増加傾向にある。パナソニック システムソリューションズ ジャパン マーケティングセンター メディアエンターテインメント推進部ビジネスコミュニケーション課の坪憲生課長は「ビデオ会議とウェブ会議を併用しているユーザーも多く、調査会社とわれわれのデータによると、遠隔会議サービスを導入しているユーザーの中で両方使っているユーザーは49%に上る」という。

 従来、HDコムは端末を設置している会議室同士でしか接続できず、出張や在宅ワークなどで会議室にいない社員とのコミュニケーションができなかった。ゲートウェイによってこれらを接続することで、ユーザーは既存のシステムやアプリケーションをそのままに会議室とモバイル端末を安価に接続できるようになる。

 HDコムとゲートウェイの接続は自動で行う。ウェブ会議システムとの接続は任意のPC端末にHDMIかUSBを差し込むだけで済む。PCから出力された映像・音声をHDコムに接続するため、PCで利用できる全てのウェブ会議システムに対応し、サービスのアップデートについてもゲートウェイ側では必要ない。

 今後2年間で2600台を販売を目指す。(銭 君毅)