ビデオリサーチは7月17日、米国を拠点としてAI技術により世界中でライツ管理を行うMuserkと、合弁会社「Muserk V.I.D」を7月6日付で設立し、日本で「動画コンテンツの権利保護事業」を開始したと発表した。
昨今、動画コンテンツの視聴方法や視聴スタイルが多様化し、その視聴者ニーズに合わせたコンテンツを提供するにあたり、権利者が適切に管理できる手段の構築が求められている。そこで今回、ビデオリサーチがこれまで培ってきたメディア知見や放送局各社を含むコンテンツ保有者とのネットワークと、Muserkの優れたAI技術とグローバルライツマネジメントプラットフォームを融合し、合弁会社を設立した。
「動画コンテンツの権利保護事業」の概要
具体的には、日本のコンテンツ権利者に対して、「各種デジタルプラットフォーム上でのコンテンツの再生状況(違法動画も含む)のレポーティング」と、「コンテンツ表示の管理や適切化を行うサービス」を提供する。また、社名のMuserk V.I.D.の「V.I.D.」は、VideoそのものとVideo IDの略であり、グローバルでVideoコンテンツの権利保護ビジネスを展開する事を意味している。
今後、これらのマーケティングサポートを通じて、グローバルに向けたコンテンツ価値最大化の実現を支援していく方針。