博報堂は7月21日、同社の専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」が、組織開発の効果を可視化する指標「Creative Growth Index(クリエイティブ・グロース・インデックス)」を開発したと発表した。この指標を用いた分析を通じて、企業のクリエイティブな組織風土づくりを支援するソリューションの提供を開始する。
 

「Creative Growth Index」の分析サンプル

 Creative Growth Indexは、独自の定量調査に基づき、組織開発に取り組む企業各社が共通で活用できる指標として開発したもの。従業員の意識や組織の実態を測る様々な項目を、「パーパス・ビジョンに従う行動」「クリエイティブな行動」「関係の質の良さを示す行動」「オープンイノベーションに適した組織風土」「効率や機能優位を重視した行動」「業務評価およびその実感」という6つの指標に整理した。

 各指標の数値を、世の中の基準値や施策前後で比較することで投資対効果を可視化するとともに、指標間の相関関係をもとに「どのような施策を講じれば、どのような成果が得られるのか」「どのような意識変化を起こせば、どう組織が変わるのか」などの具体的な方針を導き出していくことで、企業のクリエイティブな組織風土づくりを推進していく。

 博報堂ブランド・イノベーションデザインは、この指標の開発に向けて、19年から3回にわたり日本の有職者3000人を対象に定量調査を実施し、従業員の意識・行動とクリエイティブな組織風土の関係性を研究してきた。また、調査を通じて指標の妥当性も実証している。同調査は、「オープンイノベーションを起こしやすい企業風土」「芸術文化と業務パフォーマンスの関係性」などの視点で掘り下げている点も特徴となっている。

 博報堂は今後も、組織開発ソリューションの提供を通じ、企業のさらなる成長を支援していく考え。