IBM POWER10プロセッサーは、企業のハイブリッドクラウドに特有のニーズに対応するプラットフォームを提供する。7nmフォームファクターを採用し、処理能力と効率性の向上に重点を置いて設計されており、IBM POWER9プロセッサーと比較して、エネルギー効率やワークロード・キャパシティ、コンテナ密度を最大で3倍に高めることが期待されている。
IBM POWER10プロセッサーには、行列計算アクセラレータを搭載しており、ビジネス・アプリケーションへのAIの組み込みと、さらなる洞察を導き出すために、IBM POWER9と比較してソケットあたり32ビット単精度浮動小数点演算(FP32)で10倍、16ビット半精度2進浮動小数点演算(BFloat16)で15倍、8ビット整数演算(INT8)で20倍の高速な処理が期待されている。