パナソニックは、身体機能の低下や転倒の経験などにより歩くことに不安を感じ始めた高齢者に対し、安全で効果的な歩行運動を提供する歩行トレーニングロボットの量産モデルを開発した。同ロボットを用いた「歩行トレーニング支援サービス」の提供を、介護・福祉施設、病院などを対象に4月に開始した。


 パナソニックでは、歩行に不安のある人が、歩く力と元気を取り戻せるよう、15年からAIを使った歩行トレーニングロボットを開発し、介護施設、病院で実証実験を行ってきた。今回、同ロボットの量産化技術を確立し、介護事業者や病院向けに継続的な歩行トレーニングをサポートする歩行トレーニング支援サービスを提供する。

 このサービスにより、ロボットを押して歩くだけで簡単に、一人一人に最適なトレーニングを提供でき、利用者の歩行能力の維持・改善が可能となる。トレーニング結果を自動で計測・記録できるため、施設スタッフの管理業務の負担も軽減する。

 また、高齢者の運動に向き合う気持ちや、効果が見えないことによる不安を解消するため、AIが歩行分析を行い、身体機能の変化を分かりやすく可視化する技術を搭載した。さらに、簡単に使えて、歩きたくなるデザインで、トレーニングを楽しく続けることができる。