クラウドフレアは6月17日、SASE(Secure Access Service Edge)への取り組みについて記者発表会を開催した。リモートワークの普及などにより従来のVPNでのセキュリティ対策からSASEの導入を検討する企業が増えてきていることを背景に、SASE対応のプラットフォームサービス「Cloudflare One」の拡販に注力する。

青葉雅和 日本代表

 説明会で同社の青葉雅和・日本代表は、「リモートワークの拡大により従業員が利用するアプリケーションがネット上に移行したことで、従来のVPNでは対応しきれなくなっている。そういった状況下では企業のセキュリティ対策はゼロトラストの方向に行かざるを得ない。実際、2021年に入り(ゼロトラストの実現に向けた有力なアプローチ手法である)SASEの導入を真剣に検討する企業が増えてきた」とし、Cloudflare Oneのニーズは底堅いとの見方を示した。
 
サム・レア プロダクトマネジメント ディレクター

 同社では2020年10月から、SASEとZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)に関連するコンポーネントをまとめたプラットフォームサービスとしてCloudflare Oneを提供している。同サービスは、CDNベンダーでもある同社が各国に設置しているデータセンターから提供されるのが特徴。同社のサム・レア・プロダクトマネジメントディレクターは「大規模でかつセキュリティレベルの高いネットワーク上で、SASEフレームワークが求める機能を提供できることが強みだ」と説明した。今後はマイクロソフトなどとの提携も進め、より幅広いニーズに応える方針だ。(岩田晃久)