伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、New Relicのマルチクラウド環境でハードウェアやアプリケーションなど、システムのパフォーマンスを一元的に管理できるクラウドサービス「New Relic One」の提供を8月25日に開始した。

「New Relic One」の画面

 New Relic Oneは、複数のクラウドとオンプレミスが混在している環境で統合的な監視やパフォーマンス管理を実現。システム異常やパフォーマンス劣化の要因分析に必要なインフラやアプリケーションの情報を統合的に可視化し、コードレベルまでドリルダウン(データの掘り下げ)を行うことで原因の迅速な特定が可能となる。

 また、アプリケーションのパフォーマンス管理機能によって従来のインフラ監視で収集できなかった、実行イベント、エラー発生、応答時間やDBアクセス時間などが把握でき、アプリケーションの遅延や意図しない停止など、リアルタイムでパフォーマンス状況を確認することができる。障害対応での運用工数の削減に加え、アプリケーションの最適化を図ることもできる。

 New Relic Oneは、Amazon Web Services、Google Cloud Platform、Microsoft Azureなどの主要なクラウドプラットフォームに対応。また、コンテナの管理ツールKubernetesや計測データの送受信APIであるOpen Telemetryなど、システム運用でよく利用されるオープンソースソフトウェアにも対応し、370を超えるサービスを統合的に管理できる。

 CTCは、New Relic OneのSaaS型での提供とあわせて、New Relic Oneを活用したシステム運用サービスも提供する。CTCのグループ会社でシステム運用の支援やITアウトソーシングサービスを担うCTCシステムマネジメントが、インフラからアプリケーションまでの必要な監視項目の洗い出しや設定、監視の実施、報告までの統合的なサービスを提供する。また、運用状況の監視ログを分析するオプションでは、分析結果に基づく運用改善ポイントをレポートする。

 同社では、オンプレミスや複数のクラウドサービスを利用して自社システムを構築している企業を中心に3年間で100社への提供を目指す。