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物流や監視向けなど市場活性化へ、KDDIとJALがドローン事業で協業

2022/02/16 16:42

 KDDIがドローン事業の地盤固めを進めている。同社は2月15日、日本航空(JAL)と協業し、空のドローン運航管理を強化することを明らかにした。JALの航空安全技術をKDDIの運航システムに適用し、ドローンの衝突回避など安全な飛行環境を構築する。2022年にドローン飛行制約を緩和する法施行(レベル4飛行)が予定されていることから、KDDIの松田浩路・執行役員事業創造本部長は「レベル4飛行を起爆剤と考えている」と長期的な事業拡大に意欲を示した。
 
JALの西畑智博・常務執行役員(左)、KDDIの松田浩路・執行役員(中央)、
KDDIスマートドローンの博野雅文社長

 今年1月、KDDIはドローン事業を継承する連結子会社「KDDIスマートドローン」を4月1日付で設立すると発表済み。24年度にはドローン関連事業全体で売上高100億円を掲げており、新たにJALと協業することで事業を加速する。KDDIは大手企業などとの窓口をKDDI側の部門が担当しながら、KDDIスマートドローンと連携する方針だ。

 KDDIの松田執行役員は「昨年度のドローン事業の売り上げは約8億6000万円。今年度はおよそ倍増する見通し」と手応えを感じている。民間研究所の調査も引用し、国内のドローンサービス市場が20年度の828億円から25年度には4361億円と、約5.3倍に拡大するとした。

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外部リンク

KDDI=https://www.kddi.com/

日本航空=https://www.jal.com/ja/