建設・工事業向けにソリューションを提供するあさかわシステムズは4月、システム間連携アシストツール「データFit」をリリースした。7月には製品のホームページを開設し、本格的な提供を開始する。まずは同社が提供している建設業界向け製品の既存顧客へ提案し、その後、新規顧客へも訴求していく方針だ。
データFitは、異なるシステム間のデータ連携を可能にするサービス。具体的には、システムから出力したCSVデータを編集し、別のシステムに取り込むことができる形式に変換する。システムリプレイス時に発生するデータの差し替え作業を想定してつくられており、機能はシンプルながら、コーディングやプログラミングは不要で、簡単にSCVデータを編集することができるのが特徴。
福岡支店 沖縄オフィス 大城 満 所長
まずは同社が提供している建設・工事ソリューション「ガリバーシリーズ」を既に導入しているユーザーに対して訴求する。その後、同社が強みとする建設業界に限らず、他業種の新規ユーザー獲得も目指す。また、ガリバーシリーズを新たに導入する顧客に対し、データFitを合わせて提案することも考えているとした。
福岡支店沖縄オフィスの大城満所長は「できる限り直販で進めていきたい」とした上で、「販売店を通して提供もする。その場合は、福岡支店や沖縄支店がサポート対応する」と説明した。
今後の目標としては、2023年中に100社の導入を目指す。大城所長は「今年はデータFitの認知度を広げていく。来年以降も順調に導入数を伸ばしたい」と意欲を示した。
(大向琴音)