また、基調講演には米NVIDIAのジェンスン・フアンCEOも登壇。ヴイエムウェアのクラウド基盤と、AIモデルの構築や運用を支援するエヌビディアのソフトウェア製品「NVIDIA AI Enterprise」を統合した「VMware Private AI Foundation with NVIDIA」を発表し、2社の協業拡大をアピールした。企業が持つプライベートなデータを活用して既存のAIモデルをカスタマイズすることで、チャットボットやアシスタント、検索、要約などの生成AIアプリの質を高めることができる。
米NVIDIA
ジェンスン・フアン
CEO
VMware Private AI Foundation with NVIDIA向けのハードウェアとしては、米Dell Technologies(デルテクノロジーズ)、米Hewlett Packard Enterprise(ヒューレットパッカードエンタープライズ、HPE)、中国Lenovo(レノボ)から対応製品が提供されることがアナウンスされている。フアンCEOは、「数多くのテクノロジーがこの中(VMware Private AI Foundation with NVIDIA)に詰め込まれている。本当にワクワクしている」とコメントし、企業が生成AIを活用するために必要なさまざまな要素をワンストップで提供することの意義をアピールした。
(大向琴音)
【米ラスベガス発】米VMware(ヴイエムウェア)は8月21日から24日までの4日間(米国時間)、米ラスベガスで年次イベント「VMware Explore 2023 Las Vegas」を開催した。企業のデータ活用を支援する生成AI用プラットフォーム「VMware Private AI」を発表し、その実現のため米NVIDIA(エヌビディア)とAIに関する協業を拡大する方針を明らかにした。